中国のお酒といえば真っ先に思い浮かぶのは「紹興酒」であった。
が、本場では紹興酒ではなく「白酒(ぱいちゅう)」の方がよく飲まれるらしい。
昨年、中国出張に行っていた夫の上司がお土産に買ってきてくれた。
白酒と一口にいっても、実は種類が豊富でその味わいや値段は様々。
こちらの白酒は、とても華やかな香りでアルコール度数が高いのを忘れてしまいそうなくらい、ふっと飲めてしまう危険な味わいであった。
宅飲みが増えた今こそ、いっぱい飲めるチャンスではなかろうか。
というわけで、夕飯を中華料理にすることにした。とはいっても、中華料理をあまり作ったことのない会長。
ご飯作るのに強力な助っ人である夫に尋ねる。
「中華料理って何が作れる?」
「Cook Doで売ってるのなら何でも」
む。ちょっと期待してたものとは少しズレた回答ではあったが、夫が任せてといって全て作ってくれることになった。ラッキー。
そして、できあがりを見れば豪華。
まずはもやしのナムル。それって韓国料理じゃという気もするが、好きだからいいの。
次は春巻。スーパーのお惣菜コーナーでゲットしたそうな。
餃子。反冷凍のものを羽根つき餃子風に焼き上げるべく、少し水溶き片栗粉を使って焼いたらしい。ちょっと焦げてるのはご愛嬌。
好物の麻婆豆腐。辛党の会長のために、中村屋が出してる「鮮烈な辛さしびれる麻婆豆腐」で作ってくれた。名前長い。
めっちゃ辛くて美味しい。
〆には炒飯。これはニンニク、ネギ、卵などと一緒にご飯を炒めて中華料理の調味料でお馴染み、「創味シャンタン」で味付けしたもの。
がんばって色々と用意してくれた夫に感謝である。
でも、待って。
全然Cook Doの要素なくない?と、先ほどの会話を反芻する会長なのであった。