ああ、様々な日本酒を狂ったようにいっぱい飲みたい。
でも、お金はあんまりない。
たくさんの日本酒がおいてあって、でも、安い、ひとりでも行ける飲み放題の店があればいいのに。
そんなことをぼんやり考えていた数年前。
何がきっかけだったか忘れたが、実現できる店を見つけた。
「純米酒専門八咫」である。
何と、こちら、2,000円で約40種の日本酒が飲み放題のスタンディングバーなのだ。
(ただし、銘柄1種1杯までの決まりはある。)
この日も、日本酒いっぱい飲みたい欲がむくむくしていた。
八咫へと向かう。
少し、女性一人で入るのは躊躇するようなビル構え。
だが、安心してくだされ。
店内はとてもきれいだ。
いつもは男性店長がいるのだが、この日はお姉さん。
聞けば、なんと、ロシア視察に行っているそうな。
うらやましい。
ちなみに、こちらの男性店長、日本酒の勉強熱心な方で、定期的に日本酒勉強会のようなイベントも催されている。
この日の一杯目は、お姉さんにオススメの日本酒をお願いする。
出て来たのは、福井の地酒「一本義」。
夏酒らしい。スッキリしていて、ごくごく飲めた。
その後も飲む気満々だったので、「一升(一生)飲める!3種盛」も合わせて注文。
卵好きなので、うずらが入ったこのおつまみをチョイス。
食べ物はALL500円。
ただ、酒飲みのための軽いものがほとんど。
お腹減っている方には、事前に食事を済ましておくか、あとでシメに何か食べに行くのがオススメだ。
お次は、キレあり旨味ある岩手の地酒、「月の輪」。
気になるものは燗にしてもらえるのがありがたい。
その後も続々と日本酒を飲みまくる。
中でも、印象に残っているのは「東郷 炭酸割専用」。
炭酸水で割るための日本酒だそうな。
甘みはかなり控えめで、大人のサイダーみたいな感じ。
これなら、日本酒苦手な人でも飲めそう。
飲むペースも落ち着いてきたこともあり、店員のお姉さんとお話しする流れに。
なんと、以前、会長が暮らしていた場所のお近くにお住まいなことが判明。
地元にある飲み屋さんの話で盛り上がる。
お姉さん、以前は八咫渋谷店の店長をされていたそう。
今は、お店の人出が足りない時のヘルプとして出勤されることが多いらしい。
話に盛り上がっていると、ピピピとなるタイマー。
終了時間が来たことをお知らせする悲しい音。
また、お姉さんと会えることを期待しつつ、店を後にした。
純米酒専門八咫 新宿三丁目店
〒160-0022
東京都新宿区新宿三丁目14-22 小川ビル10F
03-5341-4365