仕事で外出の日。
久々に日比谷から新橋に向かって歩いていた。
何やら新しく高架下沿いに商業施設ができていることに気づく。
「日比谷OKUROJI」。
昨年の9月にオープンしたそうな。
飲食店やら雑貨屋さんが立ち並んでいる。
どれも、これも、気になるとこばかり。
帰りに寄る店に目星をつけて、とっとと仕事を済ますことにした。
無事、業務を終え、るんるん気分で目星をつけていたお店へと向かった。
直帰の日、最高。
気になっていたのは、新潟のアンテナショップ「NIIGATA100」。
だって、角打ちがあるのだもの。
店内に入るや否や、角打ちスペースへ。
「酒×鮭セット」を注文。
小鉢一品と新潟の日本酒2種が楽しめるセットである。
日本酒の銘柄はどちらも新潟の地酒「太洋盛」。
ただし、造り方に違いがある。
パンチの効いたシャケのラベルは山廃特別純米。
尖っている味かと思いきや、酸味を感じる一方で、米の丸みもあり、飲みやすい。
一方の青い日本酒らしいラベルのものは純米吟醸。
米の旨味はあるものの、スッキリとしていて新潟のお酒らしくキレがいい。
鮭のつまみとよく合うものだから、すぐにお酒も無くなってしまった。
優しそうな店員のお兄さんが声をかけてくれる。
「初めていらっしゃいましたか?」
「そうなんです、この商業施設ができたことを今日知りまして」
「そうですか。来ていただいて、ありがとうございます。うちのお店は料理も酒器も全て新潟産を使用しているんですよ。欲しいものがありましたら、店内でも購入可能なので、ぜひご覧くださいね」
「ありがとうございます」
聞けば、店員産たちはみんな新潟から赴任しているそう。
そのため、新潟のことが知りたければ、いろいろなことを教えてくれる。
オススメの新潟の温泉を聞いたところ、瀬波温泉を勧められた。
温泉に浸かりながら海岸に見える朝日夕日を楽しむのが最高なのですと。
こんな話を聞いていると、少し旅行した気分にもなれる。
旅行に行きたいけど行けない方に、アンテナショップの角打ち、とってもおすすめですよ。
つまみもお酒も足りなくなったので、お兄さんオススメの「サーモン塩辛」を注文。
買うと2日でひと瓶なくなってしまう、と言うくらい一押しされたが、食べたら納得である。
すっごい美味しい。
ご飯に乗っけても美味しそう。
絶対に買おうという、この日一番の強い決断が生じた。
合わせて飲んでいたのは、「佐渡千年の杉」。
深いコクを感じるのに、味は切れていて、すっきり。
角打ちを楽しんだ後は店内の物産品を見て回る。
お土産に「サーモン塩辛」と 発泡日本酒「ノムネ」を購入した。
なお、サーモン塩辛は我が家では、ほぼ一日で底をついたのであった。
また買いに行かねば。
「NIIGATA100」
〒100-0011
東京都千代田区内幸町1-7-1
03-6910-2058
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