一人飲みを長いこと続けていると、我ながら居心地いいお店を見つける嗅覚に優れているのでは、と思う瞬間がある。
もちろん、食○ログさんに頼るのは、効率的で、事前情報が知れるので、安心なわけなのだが、そういった情報サイトにあえて頼らないで街を散策した時に良いお店と出会えると、嬉しさも一入なのだ。
と、この日も、そんな気分になる出会いが。
神保町にある「関山米穀店」だ。
ワインのお店なのに、和風な店名。
レトロなような、店の雰囲気。
センスの良さを感じる。
特別営業中ということで、早い時間から開店していた。
カウンター席に座り、ボードに書かれているメニューを眺める。
食べ物の写真がなくても、テキストだけで、美味しさが伝わってくるようだ。
「茨城・鴨スモークと柿のサラダ」、「おいしいチーズいろいろ」、「和牛のラグーとマッシュポテトのグラタン」を注文。
店内にはずらっと様々な種類のワイン瓶が飾られている。
マスターの目利きにより、選ばれたものだろう。
聞けば、ビオワインを中心に取り扱っているそうな。
ビオワインとは、有機栽培の葡萄を使用したワインのことで、体に優しいのか、次の日にアルコールが残りづらいとも言われている。
ワインに詳しいマスターに話を聞きながら、オススメをもらうことに。
1杯目はフランスワイン。
ベリー系の味わいで、飲みやすく、ラベルの見た目通り、親しみやすい。
2杯目はスペインワイン。
バニラを彷彿させる深みがある味わい。
おお。
3杯目はイタリアワイン。
いろいろな種類の葡萄を使用した、2005年のもの。
味はしっかりめだが、シュワっと感があるので、さわやか。
店内にはたくさんの種類のワインが飾られている。
定期的にマスターが目利きした品を仕入れいているのだろう。
気づくと、長居してしまっている。
だって、料理もワインも美味しいんだもの。
近所にあったら、通いたい、そんなお店なのでした。
「関山米穀店」
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-9
03-5244-5446
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