【至急】日本酒好き一人酒したい方、日本橋高島屋に行ってくだされ。

仕事帰り、おつかいを頼まれ、日本橋高島屋へ。
無事、用が済み、帰ろうとしていたところ、思わず立ち止まる。
日本酒の瓶が美しいモニュメントのように飾られているではないか。
むむ。
見上げれば「日本酒まつり」の垂れ幕。

８階催事場へと急いだ。

最初に目に留まったのは、日本酒に合うおつまみコーナー。

興奮しすぎて胸が高まる。

奥へと進むと見えて来たのは、ALL MOTO’S BAR。

会長お気に入りの日本酒バーグループ酛さんの日本酒BARコーナーだ。
通りがけに、会長の存在に気づいてくれた、まりえさん。
まりえさんとは、日本酒とおつまみの感動的なマリアージュを提供してくれるカリスマ女性利酒師なのである。

お会いできて、とっても嬉しい。
おつまみコーナーで炙り〆鯖を購入し、ALL MOTO’S BARへと乗り込んだ。

ちなみに、チケット制です。

受付にて１枚100円（税別）から買えますよん。
1杯は大体4枚から９枚のチケットが必要。
会長は５枚の日本酒２杯と決め込み、10枚購入。

最初は近くにいたお兄さんに、炙り〆鯖に合いそうな日本酒を選んでもらう。
山口の地酒「貴」を提供してくださった。

旨味もありつつ、酸もほんのりあって、スッキリ。
鯖に合う。

そして、〆鯖自体もめちゃくちゃ美味しい。
至福のとき。
早々に日本酒は空になった。
その様子に気づいたまりえさん。
嬉しいことに、ペアリングをしてくれた。
おつまみも日本酒も最大限に美味しく味わえるよう、オススメのお酒を提供してくれるのだ。

本当のオススメは６枚のものであったが、残念ながら持ちチケットは５枚だけ。
というわけで、神奈川「天青」をオススメしてくれた。

おお、口開け。
なんだろう、会長、特技が口開けのタイミングで日本酒を飲むことになりつつある気がする。
（単に飲む頻度が高すぎて、その分、口開けに当たる確率も高くなっているだけな気もするが・・・・・・。）
切れ味はいいけどもコクもあって、油と酸味のある〆鯖にぴったりである。

まりえさんは、普段、恵比寿のGem by motoで店長をやっていらっしゃる。
日本酒のペアリングを体験してみたい方、ぜひ行ってみてくだされ。
なお、この日は、ALL MOTO’S BAR以外にも、のし梅のペアリングができるBARやお燗BARなどもあった。

これは、朝から来るべきイベントだったなあ。

素晴らしい日本酒Barの時間を堪能した後は、蔵元さんが提供している日本酒ブースだ。

まず目に飛び込んだのは三重の地酒「るみ子の酒」である。

こちらの蔵の女性杜氏である、るみ子さん。
一回お会いしてみたかったんだよなあ。
もしかしたら、今日来ていたりして。
というわけで、元気いっぱいに呼び込みしている女性に声をかける会長。
「あの、今日はるみ子さんいらっしゃるんでしょうか？」

「あ、私やん。あれ、前に会ったねえ」

やばい。本人に聞いちゃったよ。
しかも、なぜか会長と会ったことあるという勘違いをされていらっしゃる。
（よくいる顔なのだと思う・・・・・・。）
ひとまず、明るい対応に癒されてつつも、いただいた試飲用のお酒をいただくことにした。
お燗にしてくださるわ、３段仕込みという手間隙かかった日本酒を出してくださるわ、旦那様が作っているお酒も飲ませていただけるわで、サービス精神豊富なるみ子さん。
ファンの蔵の一つであったが、ますます応援したくなってしまった。

るみ子さん、蔵の再興を図ろうとしていた時に、漫画「夏子の酒」を読んだそうな。

主人公も女性として蔵を継ぎ、美味しい日本酒造りを頑張るというストーリーに自身の状況と重なることが多々あり、感動したるみ子さん。
しかも、主人公と誕生日が同じというから運命としか思えない。
読んだその日に、るみ子さんは作者である尾瀬あきら先生に手紙を書いた。
そんなきっかけから、先生との交流が始まり、日本酒業界の人々とのつながりも深まっていく。
それがきっかけで、るみ子さんのいらっしゃる三重県の蔵「森喜酒造場」は軌道に乗り、今ある美味しい酒が生まれた。
漫画からここまでの影響を受けた蔵は世界でも唯一じゃないだろか、というくらいびっくりなお話だ。

ご本人に会えた上、美味しい日本酒をご本人から注いでもらえて、上機嫌になりつつ、他のブースも徘徊する。
続々と気になる日本酒ブースがある中、今年ベスト３に入るくらい美味しい日本酒を見つけてしまった。

また日本酒作りを始めてから１年ほどしか経っていない北海道の蔵、「上川大雪酒造」の「純米大吟醸きたしずく」である。