この日は珍しく、休日出勤。
滞りなく昼頃には仕事を終えることができた。
ほっと一息したところで、喉が何かを求めている。
ビールだ。
そう、休日出勤して、しかも明るいうちに仕事を終えたんだ。
ならば、喉を潤してあげないと。
というわけで、以前から気になっていた川崎アゼリアにあるお店へと向かうことにした。
休日の雨の日ということもあって、アゼリアに人混みができている。
歩いて数分。
見えてきたのは「駿河屋賀兵衛」である。
平日のお仕事で川崎に来た際に発見して、チャンスあらば飲みに行ってみようとしていたお店。
豊富な種類の塩辛、そして、それなりに揃っている日本酒。
まさに会長好みのお店である。
刺身&塩辛定食を注文。
セットで生ビール。
まずは、ビールをゴクリ。
休みの中、仕事を頑張った自分への労いだ。
美味しい。
なお、定食を待つまでの間は読書タイム。
今回読んでいるのは、ブラジルの作家、パウロ・コエーリョの小説、「11分間」。
愛を知りえなかった娼婦が、痛みと快楽を通して自我を模索していく話。
さっぱりとした刺身を食す前には少々重い気もするが、でも、面白い。
そして、定食がやってくる。
久々のお刺身で、大興奮。
塩辛も2種類あって嬉しい。
よっしゃ、こうなったら日本酒だ。
読んでいる小説の影響ではないが、「H森本」の文字が目に止まる。
静岡の地酒、気になったので注文。
店員さんが持って来た一升瓶を見てプチショックを受ける。
「親父ならでは」とある。
何を訴えかけてくるようなラベルだ。
以前、弟から「おっさん女子」と命名されたが、的確なご意見だったのかもしれない。
でも、頼んで正解だったなあ。
味は米の旨味もありつつ、キレが良く、お刺身に合う。
ビール飲み、定食を食べ、日本酒をちびちびしているとさすがにお腹も膨れてきた。
ご飯が少し余ってしまった。
でも、残してはいけない。
スピリチュアルオタクな姉いわく、米1粒に神様が七人もいるらしいからね。
ってことは100粒残していたとしたら、七百人もの神様をないがしろにしてしまうことになっちゃう。
そんな、話を思い出し、食べ切らねばという気になってくる。
おかずとして、生しらすを追加注文。
無事、神様の力を蓄え、るんるん気分で帰宅する会長なのであった。
駿河屋賀兵衛 川崎アゼリア店
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-2
044-223-7578