寿司と日本酒食べ飲み放題の神会。

会長は日本酒が大好きだ。
ほぼ毎日飲んでいる。

全国にあるすべての銘柄の日本酒を飲み比べるのが、ちょっとした夢でもある。

が、国内には約1,500にも及ぶ蔵がある。
銘柄数であれば、1万以上もあるそうな。

(全く日本酒の知識がない方のために説明しておくと、「蔵」は日本酒のメーカー、「銘柄」は日本酒メーカーが作っている商品名と思っていただきたい。)

つまり、全ての日本酒を楽しむためには、毎日1種類飲んでいたとしても、27年以上かかってしまうのだ。

そんなに待てない。

というわけで、最近、とっても気になっている業態のお店が、「セルフ日本酒飲み放題」である。

約3,000円さえ支払えば、100種類以上もの日本酒を自由に冷蔵庫から取り出し、時間無制限で飲み放題できるというシステムのお店である。

1日で100種類の日本酒が楽しめるなら、1年もかからずに全国の日本酒を網羅できるではないか。

多くのお店では、食べ物持ち込み可としており、食事のサービスは提供していない。

が、錦糸町には、とんでもないお店がある。
それが「LITTLE SAKE SQUARE」だ。

なんと、こちらのお店。
日本酒飲み放題だけでなく、お寿司まで食べ放題なのである。
それで、きっかり5,000円。
(時として、4,000円の時もあるみたい。)

ひょえー。

こんなの、お寿司好き日本酒大好きな会長が行かないわけがない。
というわけで、日本酒好きな仲間を集い、神会を実施することにした。

会の開催時間は19時。
が、会長。
待ちきれずに18時半には到着。

涙が出そうなくらいの数の日本酒が冷蔵庫に見える。

そして、美味しそうなお惣菜とお寿司。

よっしゃ。

1番乗りであるのをいいことに早速、店内を物色し始める。

1杯目の日本酒はスッキリしたものにしよう。
と、秋田の地酒「うまからまんさく」をチョイス。

お米の旨味もありながら、キレがあるので、クイっといけてしまうのだ。

お寿司はえんがわ、いくら、ウニと贅沢三昧なネタをチョイス。
お惣菜は春雨、ポテサラ、そしてガリ。

きれいにテーブルに並べたあと、まだ仲間の揃っていないガランとしたテーブルで、一人、お寿司および惣菜、そして日本酒を堪能し始める。

食べ放題のお寿司というから、味に期待していなかったものの、下手な回転寿司よりおいしい。

そして、隣にはめくるめくバラエティに富んだ日本酒たち。
しばらく、日本酒の味の違いを楽しむことに。

旨味に華やかさもあるお酒もあれば、酸っぱい日本酒もある。

どれも、基本的に原材料は米、米麹、水の3つだ。
だのに、作り方や米の種類、酵母(お米をアルコール化および糖化してくれる菌)の違いで、その味わいは無限になる。

自然の力が成せる個の創出に、敬意を払いたくもなる。

しばらく味覚で日本酒を楽しんだ後は、視覚で日本酒を楽しむことに。

スタイリッシュなお米のロゴだけが表示されたラベル。

和紙に鯛の判子を押印してあるように見えるラベル。

そして、可愛らしい猫が波乗りを楽しんでいるイラストが描かれたラベル。

30分で6種類もの日本酒を堪能し、上機嫌になっていく。
と、仲間がやってきた。
一人で味比べを楽しむ時間はもうやめよう。

みんなが揃ってからは、徳利に日本酒を入れて、味わいをシェアする楽しみに切り替えるのであった。

LITTLE SAKE SQUARE
〒130-0013
東京都墨田区錦糸3-3-9イーストビル3F
03-5809-7116

「お魚捌いて骨抜き、酢飯にぎってネタ乗っけたら、美味しいお寿司。」