うわあ。
「秋の長雨」なんて情緒的に言うものの、秋のゲリラ豪雨は勘弁してほしい。
外出の帰り道、盛大に降られてしまった。
持ち歩いてたのは、日傘のみ。
小ぶりなこれじゃ、雨を避けるのは防げない。
やめてえーと心の中で発狂しつつ、路地をゆく。
と、何やら、酒飲みが反応してしまう提灯を発見。
「酒」と、くっきり描いてある。
これは、雨宿りすべきということですな。
即座に反応し、階段を下る。
本当にお店などあるのだろうか。
扉を開けると・・・・・・。
またしても、もう一つ扉がある。
焦らせるなあ。
よし。
もう一回、扉を開けると、思いっきり、店だ。
間違えて扉を開けてしまった人みたいに、テーブル席が並べられた場所へと出てしまった。
少し恥ずかしい思いをしつつ、近くにいた店員さんに「一人です」と伝える。
実は、向こう側にカウンター席があり、そちらへ通された。
席につく。
メニューを見て、うどん酒場であることを把握する。
うーん、どうしようかな。
最近はもっぱら「きゅうり」に過剰反応する会長。
「ごましおきゅうり」、「旨辛もつ煮豆腐」を注文。
お酒は、1杯目から香川の地酒「川鶴」である。
会長のイメージだと、川鶴は酸味が少しあって、華やかなイメージがあった。
が、飲んで、そのイメージが覆される。
旨味があってまろやかなのだ。
あれ、これはこれで美味しいな。
思わず、店の方に聞いてみる。
以前は、同じ酒造の造りで違う銘柄を置いていたそうだがた、廃盤になってしまったそうな。
それで、今は、「旨口 純米酒 川鶴」を置くようにしたそう。
親切に説明してくださる男性店長(?)。
へえ。
ただ、その廃盤になったものの銘柄は忘れてしまったので、後でググろう。
この感じだと、うどんも合いそうだ。
ということで、待ちに待った、うどんタイム。
けっこう、もつ煮込み豆腐がボリューミーだったこともあり、お腹はいっぱいになりつつある。
が、なんと嬉しいことに、こちらのうどん、ハーフも可能らしい。
というわけで、釜玉ハーフを注文。
香川うどん。
モチっとして、コシがあって美味しい。
いいねえ。
ツルツル食べていたら、あっという間になくなった。
〆のお酒も、飲み終わる。
お会計をして、店を出る。
と、なんとまあ。
すぐそこが改札。
雨宿りも何も、改札まで行くための通り道みたいなお店であったのだ。
神保町に行った時に、またサクッと来てみよう。
次回は、カレーうどんで。
饂飩酒場 ゑゝ壱 神保町
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-7 山本ビル B1F
03-6272-9347